満月衛星。-音 邦-さ、た行 満月衛星。 音 邦 - さ、た行

index-さ行  佐藤竹善  SOLID

index-た行  DICE  TMN  DEVELOP=FRAME  tosinn  突撃ダンスホール  Dope HEADz  DlociA

佐藤竹善

音源  THE HITS -CORNERSTONE 3-

--THE HITS -CORNERSTONE 3-
  カバーアルバムなんだけど、曲の一つ一つに愛を感じる一枚。オリジナルをちゃんと意識しつつも自分の中にある音楽をちゃんと曲の中に浸透させてる。
  有名どころのカバーって色々な意味で難しいんじゃないのかなぁ〜なんて思うのですが、こーゆー風にアレンジしてカバーされたのを聴くと、素直に喜べるんじゃないかな?
  少なくとも、私には素直に嬉しい作品だったし、カッコいいなぁ〜と思えるカバーアルバムですわ。

  スターダストレビューの「木蓮の涙」と、ワム!の「Last Christmas」が昔っから大好きだったんですよ。
  で、たまたまNHKかなんかの番組で佐藤竹善が「Last Christmas」をカバーしてるのを聴いて、こ〜りゃヤベェなと思ったもんでした。す〜げぇ好かったでやんの。
  そんなこんなでこのアルバムを聴いて、ますますこの音源にはまったわけですよ。いやいやいやいや、興味もさして無かった曲も、こうやって聴くと言いなぁ〜と思えてしまうのですよ。
  オリジナルの曲が好かったって言う事もあるんでしょうけど、私にはこっちの方が好感が持てる曲もちらりほらりとあったりするんですわ。どれとは言いませんが。

  結構有名な曲ばっかりだから、強いて言うこともねぇなぁ〜。まぁ言える事と言えば、好いアルバムだよってことくらい。まぁそれが一番重要なことなんだけどさ。
  有名なだけに、本人の音楽のセンスって凄くはっきり出るよね。この人の場合は、それがすばらしいから、こんな好いアルバムができた……と。それだけのことなんだけど、それが凄いなぁ〜と思うわけでありますよ。

m1.はじまりはいつも雨 m2.木蓮の涙 with コブクロ m3.GET BACK IN LOVE m4.らいおんハート m5.君住む待ちへ with 根本要 m6.Ya Ya(あの時代を忘れない) m7.Interlude m8.Last Christmas m9.トーキョー・シティ・セレナーデ m10.Right Hare Waiting featuring TOKU m11.Hard To Say I'm sorry  m12.THE CONTINENTAL featuring No Name Horses


SOLID
音源  SET ME FREE  HYBRID SIDE

---SET ME FREE
  ロックなバンドサウンドの隠し味に打ち込みの音を持ってくるSOLIDさんのシングルです。
  解かり易くシングルな感じの一枚でA面がポップでキャッチーな曲、B面がハードに攻めるある意味バンドのマニアックな面を見せています。

  A面のSET ME FREEがね・・・好い曲なんですよぉ〜。って言うかマジホント、この曲大好き。
  メインはバンドサウンドでこれがまたポップでよろしいのだが、ホントに隠し味程度でピコピコいってる打ち込みがたまらなく好いのッ!!
  B面もバッキバキにイわせたハードロックな曲でこのバンドのディープな一面が見れて好い。
  アルバムの曲はむしろB面の雰囲気を持った方が多いんじゃないかな?

m1.SET ME FREE m3.VIBE


---HYBRID SIDE
  打ち込みを多用しているロックバンドSOLIDさんのデビューアルバムですよ。
  バンドは何処までもソリッドだけど、楽曲はどっちかって言うとリキッドな感じがする。
  リキッドにロック。打ち込みを多用してるけど、やっぱりバンドだけあって根本的なところはやっぱりバンド。
  ギターが好く映えてます。

  メロディがね、キレイなんですよ。ハードロックでメロがキレイなの。丁寧に創ってるんでしょうねぇ〜。曲の想いが気持ち好いくらいによく届きます。
  余計なモノが付加されてないからストレートに伝わる。ギターとベースとドラムの音にちょうど好い具合で打ち込みの音が絡むの。
  またその曲達にボーカルの声が良く合うんだ。自分たちの曲の活かし方を良く解かってるんだろうなぁ〜。

  まぁ発売自体が1999年と少々古いけど、今でも十分に聴ける一枚ですよ。
  多分発売頃にしては十分に聴き易く、マニアックな創りだと思います。その手のものが好きならどうぞ。
  だけど、マニアックマニアック言うけど、すげぇ聴きやすいぞ、これ。いや、マジでさ。
  CLOSEとかが好きな人だったら十分にはまれるはず。是非。

m1.METALIC m2.BLIND m3.α・CONTROL m4.面影の行方 m5.カプセル m6.COOL 'N DOWN m7.・・・KISS m8.WET DANCE m9.Change Your Mind m10.Black "B" Jokem 11.-ONCE FOR ALL-


DICE
 J〜ジャック〜 A〜エース〜

---J〜ジャック〜
  風の噂か何かは忘れましたが、元RavecraftのギタリストAtsuyaさんが居ると言う事と、500円というなんともリーズナブルなお値段に惹かれて買ってしまいましたよ。
  そしたらコレがまたいい曲でやんのね。こーゆー曲がRavecraftに有っても良かったと思うんだがねぇ〜・・・。
  世の中巧くイカねぇもんでさな。

  重過ぎず軽くないギター。曲調はあくまでポップかつロックで聴き易いです。
  ンじゃまぁ何処がツボかと言いますと、ボーカルでございますよ。
  開放されて空にでも飛んでっちゃいそうなくらい伸びがあり、また気持ちよく唄うんだこの人が。
  それがまた曲と合うのね。何時聴いても元気が貰えそうです。
  Be ALIVEを聴いてミソ。私はこの曲が大好きだ。

m1.Be ALIVE m2.D.I.C.E.


---A〜エース〜
  そんな訳で、ボーカル柳氏の唄が好きなDICEの音源なわけですが、なんだかこの後バンドが解散してる臭いんですよねぇ〜。
  ライヴを見ることもなく、何時の間にやら解散してた・・・コレほど虚しい話もあろうか?否、無い。
  そんな辛気臭い話を吹っ切るためにも、音源を聴いて元気を出すわけでありますよ。

  いいよねぇ〜、この人の伸びのある歌い方は何時聴いても、何処で聴いてもかっこええなぁ〜と思います。
  曲の御蔭ってのもあるんだろうけど、なんだか一緒に歌いたくなるような・・・乗せ方が巧いって言うんですかね?
  そんな感じ。一曲目のPlaceは特にそう感じる。
  聴いてて気持ちよくなれるってのはなんにしたっていいもんだ。

  カップリングにはJ〜ジャック〜と同じD.I.C.E.が入ってる。
  元気いい曲だよね。ホントに・・・何処までも飛んできそう。

m1.Place m2.D.I.C.E.


TMN
音源  CAROL

---CAROL
  物語のコンセプトアルバムにしてオリジナルアルバム。発売された当時には珍しい目で観て楽しめる音楽でした。なにやらどーやら小説がオリジナルらしく、そこからアニメにもなりました。ブックオフのコーナーを探せば、ビデオも小説も安く見つかるんじゃないかな?
  小説の方も読みましたが、ことロンドンの風景について言えばしっかりと細かく書き込まれていてリアルに情景を浮かべやすいものだったんじゃなかろーかと思われます。小説の中身についてはまぁ処女作でここまで楽しませてもらえば十分って感じのクオリティですが。

  さてさて肝心のCDの方です。文句なく名曲揃いにして名盤だと思います。この頃の小室氏はやはり天才だね。物語どうこうを抜きにしても楽しめるし、知っていれば知っているでまた楽しめる。一粒で如何様にも楽しめる作品だと思うよ。
  発売から10年以上たちますが、いまさら聴いても全然聞きおとりしないし、むしろこの頃の方が全然いいなぁ〜。と思うのが正直なとこ。なにやらアナログ版も出たらしくて、そっちの方が物語には忠実な曲順なんだとか……
  何故アナログ盤とCDとでは曲順が違うのかは不明。

  CAROLという物語をコンセプトアルバムにしているはずなんだけど、中には何故か『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のエンディングテーマや『僕らの七日間戦争』のテーマソング、『シティーハンター』のエンディングテーマなんかも有る。これにはちょっと笑わせていただいたもんだったがこれもありなんでしょう、きっと。
  音をちょろちょろ聴いていると弟子の浅倉氏が好んで使っている音なんかも拝見できる。探してみると楽しいかもしれない。

  m8.の『You're The Best』がシングル曲で無いアルバム曲としては一等好きなんですが、ネットを眺めてるとどーやらこの曲、アルバムの中では地味な方くさい。
  ポップで聴き易い所とか、サビの部分とか、凄く好きなんだけどねい。……好い曲だと思うんだけどなぁ〜。『In The Forest』なんかもシングル曲みたいな派手さは無いけど凄く好きだし、『CAROL (CAROL'S THEME2)』に繋がってそこからプログレみたいな展開になって言う繋がり方もとても好き。

  何のかんの言って好いアルバムだと思うよ?色々なモノから受けてきたものをキレイに消化してアウトプットできてるところとか、流石だなぁ〜って思うもん。
  曲として聴いてもやっぱり好い物は好いと思うしね。

m1.A Day In The Girl’s Life(永遠の一瞬) m2.Carol(Carol’s Theme 1) m3.Chase In Labyrinth(闇のラビリンス) m4.Gia Corm Fillippo Dia(Devil’s Carnival) m5.Come On Everybody m6.Beyond The Time(エクスパンディッド・ヴァージョン) m7.Seven Days War(フォー・ピーシーズ・バンド・ミックス) m8.You’re The Best m9.Winter Comes Around(冬の一日) m10.In The Forest(君の声が聞こえる) m11.Carol(Carol’s Theme 2) m12.Just One Victory(たったひとつの勝利) m13.Still Love Her(失われた風景)


DEVELOP=FRAME
音源  metaphor  Realize  裸心  HUB

---metaphor
  みょーにキラキラしたアルバム。光沢的なモノや反射して出来るようなキラキラ感ではなくて、もちっと直接的なキラキラ。
  白色光的なキラキラだったり、海中から見るような・・・ある種のフィルターを通したようなキラキラだったり、結構多彩。
  七種七様なキラキラを見せてくれる、楽しい一枚。

  ドラムの音がどーにも打ち込み臭いのはなんでだろう?使ってるのはパットドラムかね?
  あんまり生のドラムって気はしない。まぁ曲がカッコ好いので、別にその辺はどーでも良いっちゃ良いのだが、気になるっちゃ気になる。
  最後の曲で凄い小さい声でなんか声が入ってる。何気に結構怖い。ヘッドフォンかイヤフォンで聴けば解かる、マジでこえぇ。
  あ、ありゃぁ〜一体なんなんでございましょうかね?

  ・・・なんか文句ばっかりみたいだが、そんなことは無いぞ。好きなアルバムなんだけど、言いたい事がなんでか変なことばっかりになっちゃうだけ。
  むぅ〜、説得力がねぇな、我ながら。(苦笑)

  だけどまぁアレですわ。97年発売なんですけど、この時代にしては珍しく自主制作盤のCDでリミックスなんてもんが見られる。
  ベースレスだったり、リミックスだったりと他ではないことを色々やろうとするスタンスってのは、やっぱりカッコ好いね。
  そーゆーカッコ好さが観られる作品ですな、これは。

m1.COIL m2.RUSTY ONYX m3.REMOVE m4.METAPHOR m5.OD m6.BLESS-believing forever- m7.COIL-altanative edit-


---Realize
  このバンドの多分唯一のハードロック。しかも、初めて生ベースを入れて録った音源。
  これがねぇ〜・・・サイッコーにカッコ好いんだわ。マジでしょんべんちびるゾ?
  出来ればこんな曲を大量生産していただきたかったが、夢は叶わずでしたわ。

  確か、この音源がデビューシングルだったはず。力入ってたんですかねぇ?
  この力の入れようがとてつもなく好きなのに・・・
  パワーあるよ、この音源。Realizeが特に力があって好き。ボーカルなしの3曲目も中々イケる。
  2曲目のラップは正直どーにかならんもんかとも思わんでもないが、サビがカッコ好いので、まぁ善しです。

m1.Realize m2.Blaze your Blaze m3.Realize -voiceless


---裸心
  ポップ。非常にポップ。解かり易いくらいにポップ。ポップ過ぎで逆に慣れるのに時間が要りそう。
  って言うか私の場合は少々時間が要りました。Realizeとのギャップが・・・どーしてもね。
  アレを期待するとエライ目に合います。どっちかと言うとRealizeの方が特殊なんだと言う方向で、ここは一つ。

  Howlingが私的に一等気に入っております。これが曲的に一番重い。
  まぁそこだけに惚れたって訳じゃないんですけどね。一番ロックしてるって点ではやはりこの曲に軍配が上がるわけです。
  多分、カップリングだから出来たロック具合なんじゃないかな?

  全体的に打ち込みが形を潜めてバンドの音が前面に出てる。そんな音源。

m1.裸心 m2.Howling m3.オーヴァーラヴ m4.裸心-voiceless


---HUB
  暫くの間、活動を休止していたDEVELOP=FRAMEさんからの久々の音源。
  メジャーとの契約も切れ、アルバムは企画倒れ、そのまま活動をお休み・・・と言うなんとも世知辛い自体に陥って、あわやこのまま解散か?とも思ったけど、そうはならなかった。
  まぁ結局はこの後ちょっとして解散しちゃったんだけどね。
  デモその前にこうした完全オリジナルな作品が出てきてくれて嬉しいなぁ〜と思うわけですよ。

  さてさて、アルバムについてですが、音がどっしりとしてる。
  普通、こうも打ち込みなんかを多用してるともう少し重心が高いことが多いけど、このアルバムは物凄くどっしりとしてる。
  消して重いわけではないし、音が寸胴なわけでもない。飽くまでどっしりしてると言う感覚。
  そんでもってロックだったり 、ふわふわしたものだったり、ノリがよかったりと相変わらずバラエティ色に富んでる。

  バラエティの富み具合は、このバンドで言えば今に限ったことじゃないんですが、音について言えば、確実に洗練されております。
  音がはっきりしていて一つ一つの音に意思みたいなものが見える。それがどっしりしているように観える原因かもしれませんな。
  ロックだけど、そうトゲトゲしてない。どちらかと言えば丸みがある。優しい丸みだと思う。
  癒すような丸みではなくて、そばにあると安心できるような、そんな丸みを帯びたアルバムですよ。

m1.Spoil m2.IDOL m3.Burst Base m4.See the Light m5.Railhead m6.Drugged Dream get my Destruction m7.ふわり


tosinn
 問う心 wander vogel

---問う心
  こういう重たくずっしりと来る物があると、正直嬉しい。
  相変わらずniguさんのダークな世界観は貫かれ、それをさらに暗くするかのようにバックの演奏がステキにカッコイイ。

  是非ともライヴで拝聴したい『MEN'S LESSON』はシャウトと唄として聴かせる所のメリとハリが素晴らしくカッコイイのです。
  babysitterのような奇抜さは無くなりましたが、代わりに重たさ、暗さが倍以上。コレはヤッバイぞぉ〜。
  全曲に入ってるアコギがまた曲をよくするのに一役買ってるんだ。

  この音源を聴いただけでも解る。このバンドはライヴがカッコイイ。
  ライヴみてナンボなバンド。コレに収録された三曲がそのパワーを感じさせてくれる。

  だが、REFERENCE GROUPみたいな創り込まれ過ぎちゃってる曲って、ライヴでどうするんだろうね?
  打ち込み使っちゃうのかな?それもまた勿体無いような気がする。出来れば全部ナマな音を使っていただきたいものだ。
  ぜぇえ〜ってぇ全身に痺れが走ってチビルよ。

m1.MEN'S LESSON m2.地雷 m3.REFERENCE GROUP


---wander vogel
  タイトルチューンの『wander vogel』がとてつもなく好き。
  地面を這い蹲る芋虫が空に恋焦がれて夢を観ているような・・・そんなイメージが広がるのです。
  曲からイメージできる光景が物凄く生々しくてとてもカッコ好い。静かなんだけど、とても熱い。

  ダークでハードなexploderや底の底を表すようなshogunもとてつもなくカッコよろしい。
  アンビエンスハードロックなtosinnさんの2ndシングル。これはマジでイカス。
  niguさんの歌詞と楽曲のセンスが暗く光る、そんな音源。

m1.wander vogel m2.exploder m3.shogun


突撃ダンスホール
 メリーゴーランド メリーゴーランドの失恋

---メリーゴーランド
  イカテンバンドなんですね、この人たち。ネットで調べて始めて知りました。
  もう一個言えば、『突然ダンボール』と間違えて音源は買いました。
  突撃ダンスホールなんですよね。長いこと勘違いしたまま覚えててすんませんでした。
  そー言えばまだ有ったな。CDだしてるレーベルが、『UKプロジェクト』なんですね。
  いやね、the Jetze Johnsonが2004年現在ここに所属してるんですよ。
  しかも商標番号は『UK-C-001』。って事は、この人達が最初なんですね。UKプロジェクトからCD出したのって。
  まさかこんな所で繋がるとは思わなんだった・・・

  で、肝心の中身なんですが、これがまた結構カッコイイでやんの。
  バンド名からは想像も出来ないくらいのステキソング加減で私の心は鷲掴みにされてしまいましたよ。

  特に一曲目の『オレンジ色の風』。
  めぇ〜ちゃくちゃ哀愁漂う鳴かせるメロディで
  『君をオレンジのパレットに投げつけてそのまんま
   君をオレンジのパレットに投げちらかしてそのまんま』
  と言うフレーズが胸の奥に響くのですよ・・・切ねぇ〜。

  ところで、『Rolita』の歌詞を読んでいると、みょーに胸に何かが刺さるのですが、何故でしょう?
  何気にこの曲好きなんだがさ、みょーに心に引っかかる。
  やっぱり『僕はロリータじゃない』って言うコーラスが、引っかかってるのかね?

  シックにしっとり聴かせてくれる『選択の理由』も、心にじぃ〜んと響く。
  切なくてちょっと哀しいんだけど、どこか暖かいのだ。

m1.オレンジ色の風 m2.おくりもの m3.Rolita m4.選択の理由 m5.一番星 m6.メリーゴーランド


---メリーゴーランドの失恋
  発売から15年近くたってるんですよねぇ〜。その分の『古さ』と言うものは感じます。
  でも、写真がセピア色になっても変わらずに好い物であると同様に、音に古さを感じても好いものは好いのです。
  それを見事に証明してくれているアルバム。

  音自体は『たま』や『有頂天』なんかに通じるものがありますね。所謂『イカ天バンド』なサウンドです。
  もっとも、ジャンルとか何とか言われる物は違う方向を向いてますが。

  タイトルはふざけている様だが中身を聴けば全然そんなこたぁない。全体的にこの音源もラヴソングが多いです。
  『Elevater Love』や『失恋』なんかはまんまラヴソングですが、そのほかの曲も、大体が切ないラヴソングです。
  しっかしイカ天サウンドにラヴソングってのも、また奇妙な取り合わせのようで実は良く合うんだこれが。

  そんな中でも私は特に『BE TRIANGL』が好き。
  切ない曲にこれまた切ない歌詞。これだけでもご飯は何杯でも食える。二秒で食える。

  隠れた名盤と言うよりは、日の目を見られなかった名盤って感じだが実に好い。
  当時のイカ天バンド達のクリエイターとしてのレベルの高さが伺える一枚。マジでお薦め。

  現在手に入るとすれば中古くらいでしかないはず。是非ともお安い値段で手に入れて、何遍も聴いていただきたい。
  一度聴いたくらいじゃ解からない世界観が其処には待っているはず。
  ・・・所でどーでも良い話だが、このバンドのボーカル&キーボードの寺田きよまる氏の声、氣志團の翔さんに似てはいまいか?
  歌詞もちょっと似てる気がする。

m1.チャルメラのラッパ m2.屋根のない車 m3.Elevater Love m4.One Night Angel m5.Oh! New Orleans m6.アラビアンナイト m7.失恋 m8.突撃のあとで m9.BE TRIANGL m10.ほうきに乗った馬鹿


DopeHEADz
音源 PLANET OF THE DOPE

---PLANET OF THE DOPE
  さてさて、ぶっちゃけてこのバンドについて言えばshameさん以外には特に興味がなかったりします。
  何故ならそれは、私がshameさんのファンだから。
  ま、そんな私の事情は置いといて、shameさんが入った後に出た最初で最後のアルバムでございます。

  このアルバムがねぇ〜・・・・・・・・・カッコエエんですよっ!!すげぇかっこええのっ!!
  がっちりとした演奏の上にshameさんの魂のボーカルが見事に乗っかって相乗効果でババンがバァ〜ンってなもんですわ。
  まぁまぁまぁ、とりあえず聴いてみなさいよ。ポップで聴き易いんだから。でもってぜってぇ惚れるぞ?

  結構打ち込み激しいですが、それに負けない生音の迫力と、音の摩擦が生み出す熱がアツイのです。
  ナンダカンダ言ってバンドサウンドな訳ですな。ロックですよロック!!見劣り音劣りが一切ないのがステキです。
  サッと突っ込んでサッと聴ける。んでもってサッと終わるわけです。潔くすっきり聴けるんですよ。
  単純に、アルバムで、単純に、名盤なのですよ。

m1.PLASTIC SMILE m2.REINCARNATION m3.MOVE m4.46億年の記憶 m5.WITH m6.Freak out m7.Planet of the Dope m8.You know?


DlociA
音源 COLLECTIONS N°1  COLLECTIONS N°2  夜想曲〜NOCTURNE〜(オムニバスアルバム『Behind the Mask』に収録)  Bonjour(特別盤)  

---COLLECTIONS N°1
  すでに解散済みのバンドさん。ライヴも観たことなけりゃ知識もゼロですが、何気に好きなバンドさんです。
  このデモテープ、どーやら初の販売音源だったようです。

  音はカスカスだし、バランスは悪い。如何にもデモテープな音で、はっきり言って音はチープ以外の何物でもありません。
  じゃ何が好きかってーと、メロディですよ。このバンド、メロディは滅茶苦茶好いんですよ。
  あとはボーカルYUMIさんの色気たっぷりのボーカル。
  かぁ〜なりゴスの入ったお釜っぽい格好ですが、んなこと気にする必要は無し。
  A面ノスタルジアの憂いた雰囲気の中流れる曲とボーカルは結構そそります。

  ま、はっきり言って普通にはお薦めできるもんじゃございませんが、私は好きなんですよ。
  如何にもヴィジュアル系なモノで、それ以上も無く、それ以下も無い。そんな感じ。

A面:ノスタルジア B面:Sleep? Slept?


---COLLECTIONS N°2
  セカンドデモ。前回よりも格段よ音の仕上がりは良くなってると思う。演奏も巧くなってるみたいだし。
  まぁ音が相変わらずチープってのはテープ音源だから仕方がないとしても、前よりも全然良くなってる。

  そう言えば、京都出身のバンドさんらしいんだが、その所為かね?何をやらせても仕上がりは上品だと思う。
  A面の『クレイジー クレイヂー シンドローム』は狂気的って言うよりは逝っちゃてる的な曲だけど、あやしぃ〜色香が漂ってて人によっちゃ引くだろうが人によっちゃ惹かれる曲。

  で、B面ですよ、B面!!この曲が好い!すっげぇ好い!!滅茶苦茶好いのッ!!
  切ないメロディに漂う色香。憂いた感じがもぉ〜サイコー!!間奏に入る前のドラムと言い文句付けるとこ無くツボをガツガツと突いてくれちゃってくれるわけですよッ!!
  歌詞なんかも表現が上品で繊細で儚くて・・・・・・。
  ええ、ええ、人には薦められませんが、私には辛抱たまらんものなのですよ。

  理解してくれなくて良いのです。私一人がぎゃーぎゃ言ってる事にします。
  イヤでもホントに・・・好い曲なんだよ?

A面:クレイジー クレイヂー シンドローム B面:One Day in the fall


---夜想曲〜NOCTURNE〜(オムニバスアルバム『Behind the Mask』に収録)
  97年にドロップされたオムニバスアルバムで、他にRavecraft、Orphee、N'eiLや覇叉羅なんかも音源も入ってます。
  相変わらずメロディの良さは耳を惹きます。同じくメロディのイカスRavecraftの次に入っていても聴き劣りしないくらい。
  まぁまぁ、一曲しかないもんで、これ以外に言うことは特にござんせんが、好い曲だよ?

  切なくて、哀しくて、痛々しくて・・・
  そんな心情がキレイなガラス瓶に入って飾られているようで。
  セピア色に色褪せていく思い出でも、あの頃あった気持ちだけは、変わらないものです。ハイ。

m2.夜想曲〜NOCTURNE〜


---
Bonjour(特別盤)
  このバンドで出た唯一の単独CD音源ですわ。
  特別盤と銘打ってますが、要は過去のデモテープからの音源が突っ込んであるよっていう話なんですよ。
  どちらかと言えば、通常盤の方を私はあまり見かけませんな。

  ・・・まぁなんてぇ〜か、ぼんじゅ〜るな雰囲気の漂うフランスっぽい音源だよ。
  ええ、もぉ〜中身からしてぼんじゅ〜る(意味不明)。
  まぁ意味不明なこと言ってんのは自分でも分かっているわけですが、嗚呼、なるほど、ちょっとフランスっぽいなぁ〜って思っちゃったわけですよ。
  曲もフランスっぽいものを意識し様と心がけてるのは良く分かりますが・・・どーなのよ?
  雰囲気は伝わってきてますが、実際のフレンチミュージックと言うものを多く嗜んだ事が無いので、私にはちょっとジャッジができん。
  ま、それはそれとして、DlociAの曲だなぁ〜って野が良く分かる曲ですわ。
  ロックと言うよりはポップで聴きやすく、雰囲気を大切にしてる。
  こーゆー雰囲気を大事にするバンドって好きですよ、私。しかもそれがちゃんと出来てるバンドさんならなおさら。
  曲も全然私語のみなんで、文句を言うこと話です。おまけの方も私には満足させてもらえるものでした。

  まぁまぁ、アレですわ。ジャケットのYUMIさんの女装っぷりに引くことなく中古でお安く見つけてみた際にはどーぞってとこですな。

本編 :m1.RENDEZ-VOUS m2.オープン・セサミ! m3.ヴァニラ・ノート
おまけ:m1.ノスタルジア m2.クレイジー クレイヂー シンドローム 〜 One Day in the fall
(クレイジー〜とOne Day 〜は同じトラック内に続けて収録。)


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送