満月衛星。
音 邦
- Plastic Tree
シングル
リラの樹
絶望の丘
本当の嘘
トレモロ
Sink
ツメタイヒカリ
スライド
ロケット
プラネタリウム
散リユク僕ラ
バカになったのに
水色ガールフレンド
雪蛍
春咲センチメンタル
アルバム
Strange fruits
hide and seek
Puppet Show
Parade
Cut
トロイメライ
シロクロニクル
cell.
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リラの樹
竜太郎さんの声質とこの頃のアレンジによるものなんだろうが、ふわふわぁ〜とした印象を受ける。
正にクラゲってのはこんな感じで海の中を漂ってるんだろうなぁ〜何ぞと一人ごちに思うわけであります。
竜太郎ワールド全開でグニャグニャとした世界に引き込んでくれる。
引きずり回されながら堕ちていく感じの『エンジェルダスト』、静かにうねうねとした気持ちの悪い世界に引き込んでくれる『sick[sik]』が私は好き。
m1.リラの樹 m2.エンジェルダスト m3.sick[sik]
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絶望の丘
なんだか童話の世界を唄にしたような、そんな印象を受けてしました。
子供に聞かせる童話でもなく、本当は怖いなんちゃれとかでもない、竜太郎さんに消化された形で吐き出された童話。
絶望の丘は星明りのようで、「ぬけがら」は秋迫った黄昏時の太陽。
痛いんだけど、どっか優しい。でも癒してはくれそうにない。懐かしい痛みが、心地よく優しい、そんな印象。
m1.絶望の丘 m2.「ぬけがら」 m3.絶望の丘-instrumental-
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本当の嘘
無邪気でイタイ。ちょっと怖くなってくるくらい。でもこの『本当の嘘』のそんな歌詞がとても好き。
太宰治か寺山修司かどちらにしても文学だ。イントロなしでサビから入る、そんなハコを開けたら鉄拳が飛んでくるようなステキな曲。
アブストラクト マイ ライフはロックンロールサウンド全開。
純で粋なロックンロール。至ってシンプルで解かりやすい。解かり易過ぎて逆に地味な印象を受ける。
ノリがよくてライヴ映えしそうなので好きだが、正直もう少しパンチがあれば私は嬉しいかな。
m1.本当の嘘 m2.アブストラクト マイ ライフ
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トレモロ
この曲の曲調の所為かもしれないけど、竜太郎さんの痛みの消化の仕方がちょっと変わったような気がする。
痛い・・・と言うよりは痛みを消化していく感じ。昇華と言っても良いかもしれない。
私的に感じたものだから正解しているとは決して思えないけどね。
CDのジャケットがちょっとした絵本のようになっていてちょっと素敵。こーゆーのは大好きだ。
挿絵がないのはちょっぴり残念だが変わりにメンバーのアーティスト写真がある。
ところで竜太郎さんは、月にトラウマか何かがあるのだろうか?
アルバム『hide and seek』に収録されている『まひるの月』でもそうだったが、歌詞の中で主人公は月に傷つけられている。
月を人とたとえてみて、『人と付き合うと言うことは傷つくことなんだ。』と言う哲学的なものなんだろか?
ちょっぴり一人で想像にふけってみたりすることにしよう。
m1.トレモロ m2.パノラマ m3.祈り m4.月世界
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Sink
そー言えばこの曲、アニメ『金田一少年の事件簿』のエンディングテーマだった時期があったなぁ〜。懐かしいねぇ〜。
しっとりとしてて好きな曲なんだが、私も含め私の周りではカップリングの『エンゼルフィッシュ』の方がウケが良かった。
言葉に表し難いんだけど、ホントに、空を魚になって舞って行っちゃいそうな、高く、高く飛んでいけそうな、どこまでも行けそうな曲。
だけれどもSinkのサビで流れるリードギターの音っぷりがとっても素敵で、私にはそれも良い塩梅。
A、Bメロで使われてるアコースティックギターも、好い味出しに一役買ってるんだ、これが。
m1.Sink m2.エンゼルフィッシュ m3.Sink-instrumental-
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ツメタイヒカリ
純で粋で透明な竜太郎さんの心がこれまた綺麗に出てると思う。
実際に竜太郎さんとは会ったこともなけりゃ話したこともないんでなんとも言えませんが、それでもやっぱり歌詞は綺麗で純粋だと思う。
どこまでも子供で、大人で白くて、黒くて、どこか濁濁してるんだけど、透明であけすけな感じ。
そんな感じがする。インストも素直に聴ける。
プラのインストはカラオケ用にあるんじゃなくて、素直に聴くように在ると、私はそんなことを一人で勝手に思うのですよ。ハイ。
m1.ツメタイヒカリ m2.ブランコ m3.ツメタイヒカリ(instrumental)
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スライド
スライド.はポップでノリが好い。
でもやっぱり竜太郎さん節が炸裂してて、足早に流れる時間に取り残される歌詞がとっても印象的。
重過ぎず軽すぎず、そんな心地好いくらいの重さでじっとりと聴けるオルガン。
しっとり、と言うよりはじっとり。ちょっと曲の雰囲気が湿度の高い日っぽい。
じっとりだけど、心地が好い。そんな曲・・・な気がする。
三曲目の『ベランダ』がツボに入ってます。入ります、入ります、入りまくってます。
寂しい唄なんですよ。目っ茶寂しい歌。凄い体育座りとかしちゃいそうなくらい寂しい唄。
でもその寂しさが胸に響いちゃうんだからしょうがない。
のどかでどこまでも平和な感じがするんだけど、どこか物寂しい。そんな『ベランダ』って曲が私的には一番お薦め。
m1.スライド. m2.オルガン m3.ベランダ
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ロケット
世界観のベクトルが全曲違う方向を向いていて面白いッス。歌詞カードとじっくり話し合いながら聴くとよろしいかと思われますわん。
切なくなりそうなんだけど光が見えるのがロケット。
曲から歌詞まで、世界全部がどことなく不安定な『存在理由』。ドロドロと透明なスライムみたいなこの曲は、結構トリップさせてくれて、私は好き。
サビの頭の所為か『さよなら』と言う言葉が頭に良く響く『トランスオレンジ』
言葉に表しにくいけど、プラの曲はサウンドと歌詞と歌声がどれもキレイに混ざっていて一種独特。
はまる人ははまるけど、拒絶する人は拒絶する、結構極端な音を独特に醸し出してるンじゃないかな?
そんな気がするよ。
m1.ロケット m2.存在理由 m3.トランスオレンジ
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プラネタリウム
なんか、昔からあった曲らしいですね。ついに音源かって言われてファンの方々の間ではよろこばれたみたいです。
尤も、初心者な私には全部新鮮なわけですが。(笑)
で、ね。これがまたカッコ好いんですよ。・・・いや、カッコ好いって言うのはちょっと表現違うかもしれません。
曲とサウンドと唄と歌詞が全部綺麗にマッチしてて好いの。兎に角好いの。文句なく好いの。
これは、シングルの中でもかなり好きな一枚ですわ。再録のエンジェルダスト以外の二曲はしっとりしてて『ぬふぅ〜』っと聴けるわけですよ。
なんだか全体的には下へ下へと下がっていくような気がする一枚。
ちょっとニルバーナの『スメルズ・ライク・ティーンエイジ・スピリッツ』を思い出した。
曲の雰囲気は全然違うんだけれどね。
初回盤のジャケットは桜井青さんデザイン。
m1.プラネタリウム m2.エンジェルダスト m3.液体
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散リユク僕ラ
ドツボをザックリと突き刺してくれたプラさんのシングル。突き刺したと言うよりも、突き抜けちゃったですよ。
いやそれくらいカッコええんですよ。3曲入り1500円で高かろうが何だろうが、入っちゃった、むしろ突き抜けちゃったんだから仕方がない。
3曲ともロックで痛くて、涙が出そうなくらいに痛くて、それが直に心に響く。
3曲ともどちらかと言えば、アップテンポなんでございますが、特に私のツボをツンツンと突いてくださったのが『プラットホーム』。
なんでしょね?始めて聴いたのがライヴでだったんスけど、そん時から気になって気になって木になって樹になって・・・しょうがのうございましたよ。
イントロのギターからベースが入るとこなんざ、もぉ〜最高です。そこからテンションあがって一気にサビに突入。
何処から何処までもが、全部が全部テンションをあげる為にあるような曲で、ライヴでやるには持って来い。
素でテンションが上がる曲でござるニンニン。
プラのロックは何気に力がある。ハードになればなるほど、力の具合の入り所と抜け所が絶妙でとっても好い塩梅なのですよ。
m1.散リユク僕ラ m2.ギチギチ m3.プラットホーム
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バカになったのに
・・・なんて言うか、『ふ〜ん。』って言う感じ。カバー曲らしいんですが、なんちゅーか、可もなく不可もない。
人の曲でも『プラだなぁ〜』と思わせるアレンジ力は流石だと思いますが、でもやっぱり普通かなぁ〜。
そー言えば、ここまでパンクな曲ってプラには今までなかったな・・・そう言う点で結構新鮮かも。
嫌いにはなれない、むしろ結構好き。新鮮だと思えるし、好い曲なんだけど、なんか・・・引っかかる。
人の曲って言う所為ですかね?変な所で、変な偏見がる。嗚呼、そうか。素面でバカなのは私か。・・・ちょっとナットクした。
m1.バカになったのに m2.もしもピアノが弾けたなら
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水色ガールフレンド
ジャケットがカリガリっぽいなぁ〜とか思ってみれば、ジャケットデザインは青さんでした。ナットク。
なんだかかわいらしいタイトルだよね。SSかなんかに使えそうな雰囲気。機会があったら使ってみようと思いますわん。
曲調もポップでかわいらしい。なるほど、いかにもシングルでA面を飾ると言う、分かり易く分かり易い曲ですよ。
B面のlilacはギターのアキラさんの作詞。なんだか初の作詞らしいが、別段そっちはどーでも好いような気がしてる。
肝心なのは、私がこっちの曲の方が好きだと言うこと。・・・いや、なんだか好いんですよ。この曲、マッハ好き。
いかにもライヴ栄えしそうなアレンジとノリの好さが心地よく耳に残る。
雰囲気も私好みのブリティッシュサウンド。ジャパニーズポップとブリティッシュサウンドが程よくミックスされてる。
所謂ミクスチャー?
m1.水色ガールフレンド m2.lilac
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雪蛍
透明な曲が3曲入ってる。透明なフィルターが3種類あって、一つ一つが違う分光の仕方をしている。
すりガラスの様に向こうが見えないわけじゃなくて、とした光をぼんやりとにじませるようなフィルター。
しんしんと静かに雪が降る夜に寝転んで月明かりを覗こうとしてる『雪蛍』。
何故だかは分からんが、どーにも私には冷たく澄んだ海の底から地上を見上げるようなイメージが頭から離れない。
A、Bメロで使われている打ち込みの所為だろうか・・・
白い足跡はサビがとてつもなくイカス。切ねぇ感じのメロディが何処までも、何処までも、何処までも、何処までも・・・・続いてく。
ちょうど雪の上を歩いて出来た足跡が何処までも続いていくようなイメージ。何処までも続いていく・・・そんな感じ。
冬の浜辺と曇り空、映画の一コマを切り取ったような雰囲気の中にいるような、そんな主人公。
切ないメロディとサビかイカスんだわこれが。『冬の海は遊泳禁止』好いよね、こんな風景の観られる浜辺に、是非とも一度訪れてみたいと思う昨今であります。
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春咲センチメンタル
桜狂い咲き。副題『桜と狂気』みたいな(笑)。
何処か『散リユク僕ラ』のアンサーソングっぽい気がするのは果たして私だけだろか?
狂い咲きの桜が人を魅せてくれます。狂気的な気もするけど、優しく包んでくれる雰囲気がともて心地好いのです。
ピアノの音が栄えて好い塩梅ですが、私は二曲目の『本日は晴天なり』はとってもツボ。
ザクザクと切り刻みながら強弱をつけて突き進んでいくこの曲がとても好いのですよ。
プラ版ギターロックの真骨頂。やぁ〜ばいくらいにかっこ好いのだ。
m1.春咲センチメンタル m2.本日は晴天なり
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Strange fruit
インディーズで出たアルバム。かぁ~なり言っちゃなんだが上手くない。
psycho gardenやクリームなんかのオリジナルはここで聴けるけど、ぶっちゃけ聴くんであればリアレンジアルバムCutの方を素直にお薦めする。
なんつったら良いのか・・・、コレクターズアイテム?みたいな。
でも、この頃から貫かれている一種独特な雰囲気と言うやつは、やはりはっきりとした形で観えますよ。
私的ヒットは『rusty』と『変化』ですな。この2曲がいいでやんの。アルバムの中じゃ一等光ってるね。輝いてるよ、私は大好きさっ!!
なんて言うか・・・聴いていて惹かれるものがある・・・と思う。
パワーを感じる。と言うかなんというか、何か他と違うものがこもってる気がするわけさ。
ま、私の勝手な憶測でも申し訳ないですが。
初回盤には曲がシークレットで入ってる。カバーなのかオリジナルなのかも分からん。
取り敢えず、どーやら一発録りのスタジオライヴ物だというのはよく分かる.
ンでもってプロデュースはex.Zi:KillのEBYさん。
m1.psycho garden m2.twice m3.クリーム m4.rusty m5.銀の針 m6.変化
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hide and seek
・・・なんだろうね?いきなり演奏が巧くなって、聴き心地がよくなってる。ミステリー。
さてさて、そんな事はさて置き、ですよ。
重要なのはこのアルバムが独特な雰囲気を持っていて、我々聴き手を気持ちの悪い心地よさでもって迎え入れてくれることなのであります。
いいぞぉ〜、この気持ちの悪さ。開けちゃ行けない人様のトラウマを無理やりこじ開けさせられたような感覚。
うっかり聴くと箸にも棒にも乗らないくせに、うっかりツボに入るともぉ〜駄目。
ずるずるずるずる〜とどっかの引き摺り込まれて、そのまま扉がバタンと閉じる。
プラトゥリ劇場の始まり始まり〜ってなもんですよ。
そう言うトラウマ劇場さながらな感じで言うと、プラの歌詞は大槻ケンヂ氏に通じるものがあるかも。
二人とも物凄い活字の人みたいだし。世界観の独特さで言ってもそれは言える。
多分読んでも本も、見た映画もかぶるものは多いのではないだろか?
話がそれたので元に戻すが、世界観の濃さで言ったらこのアルバムが一番濃いのではないだろか?
豚骨スープさながらで少々もたれる人もいるだろう。ただ、慣れてしまえばこっちのもんで、この濃さがたまらなくなる。
何処かでなくした何かを、みつけられないまま歩きつづける。
開いた穴は今日も埋まらない。
m1.痛い青 m2.エーテルノート m3.割れた窓 m4.クローセットチャイルド m5.スノーフラワー m6.Hide and Seek #1 m7.トランスオレンジ m8.まひるのつき m9.「水葬。」 m10.ねじまきノイローゼ m11.Hide and Seek #2
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Puppet Show
文学なバンドさんプラスティック・トゥリーのセカンドです。
とくに言うこたござんせんわな。好いアルバムなんだけどね。良く出来てるアルバムなんですけどね。
だけど、言うことはねぇ訳でございます。
って言うかね、って言うかね、何を言って好いのかが解からないのですよ。
偉く文学な詩が脳内劇場を繰り広げて、気分はさながら暗い映画館で一人きり・・・。ですよ。
誰か一緒に居るはずの歌詞なのに、みょーに孤独感が漂いまくってるんですよ。
その誰かって言うのも人ばかりじゃないんですけどね。でもね、でもね、やっぱり一人っぽいんですよ。
そりゃ人間ってのは根本的には一人ですけどね。寂しさ漂いまくりなんですよ。
これ聴いてると、ちょっぴり人恋しくなってきますよ。
ちょっぴり人恋しくなる文学な『人形(Puppet) ショウ』。
このショウを見る際は、携帯の電源を切り、自分の心に雑音を消して静かに聴きましょう。
m1.Intro m2.May Day m3.リセット m4.絶望の丘 m5.幻燈機械 m6.ぬけがら m7.本当の嘘-Studio Live- m8.monophobia m9.クリーム m10.3月5日 m11.サーカス
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Parade
ここまで粒のそろってないアルバムも珍しい。
だけど、それがこのアルバムの好いところだと思うし、私が大好きな理由でもあるわけでございます。
今までとは違ってアルバム全体を通すと言うよりも、一曲一曲で物語が完結してる気がする。
その中でアルバムとしての起承転結がある。これまでが一冊の長編小説だとしたら、これは12冊の文庫からなる長編小説・・・かな?
ちょっとどころじゃなく表現がへったくそで申し訳ないけど、そんな感じかな。
中でもこれまでのプラさんの雰囲気を受け継ぎながら見事に昇華させてる『睡眠薬』が超絶に好き。
この水の中でふわふわ浮かぶような感じはこのバンド特有に感じるものだと思う。
ただ重いんじゃなくて、重すぎず、軽すぎず。
塩梅が好いので胃にもたれることもなく、のんべんだらりと聴ける。
ボーっとしながら聴いて、昼寝のお伴にしてみては如何だろう?結構好いぞ。
m1.エーテル m2.ロケット m3.スライド.(Ver. 2.0) m4.少女発狂 m5.ベランダ.(Ver. 1.0) m6.空白の日 m7.十字路 m8.トレモロ(Ver. 2.0) m9.睡眠薬 m10.bloom m11.Sink(Ver. 2.0) m12.そしてパレードは続く
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Cut
リアレンジドベストですよ。全曲を部分部分でリアレンジしてます。だからタイトルが『Cut』なんでしょうなぁ〜。
でもなんだかんだ言ってすげぇ良くなってると思いますよ。初期の頃の音源なんかもぉ〜全然別曲ですぜ。
おまけにインディーズの頃の曲まで入ってるしね。やるもんですわ。
ベストとしては珍しく、発売からのシングルが全部入ってるとかそう言うんじゃない。
選曲したのは誰だか知らんけど露骨にシングルばかりになってないのはやっぱり嬉しい。
これはこれで一枚のアルバムみたいに聴けるんで、ベストって言う風に考えない方が好いのかもね。
なんのかんので好きなアルバムですわ。
m1.サイコガーデン m2.絶望の丘 m3.エンゼルフィッシュ m4.まひるのつき m5.May Day m6.ツメタイヒカリ m7.プラネタリウム m8.エーテルノート m9.痛い青 m10.twice m11.ぬけがら m12.割れた窓 m13.クリーム
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トロイメライ
ドラムが隆さんからササブチさんに代わってから出たアルバム。
音がずいぶんとがっしりとしました。んでもって地に足がついたって気がします。
水の中をふよふよと漂うと言うよりは、地面の上を歩いている。景色が広くなったと言っても好いかもしれないッス。
何処かを散歩しているような気になってくる。草原だったり、学校だったり、並木道だったりとサマザマな場所を。
理科室のイントロからから始まる訳ですが、これでもぉ〜一聴き惚れでしたわ。
音が腹にズシン、頭にガツンときて、目が覚めますな。でも何気に曲調はポップだよね。
地面を歩き始めて世界がなぁ〜んかちょっぴり夢遊病的になった気がするのはどーしてでしょうね?
それはそれで好きなので文句はないのですが、そんな気がするのでなんでかなぁ〜と思うわけですよ。
『プラットホーム』以降は飛行機が着陸するみたいにスローなテンポの曲が流れて『雨ニ唄エバ』で静かに終わる。
で、着陸体制に入る前の曲『プラットホーム』では特撮のNARASAKIさんが参加してる。
世の中変わったところで変わった繋がりが出来るもんだ。
全体的には少々粒揃いな気がするので、もっとはっちゃけて欲しかった気もする。
シングル曲よりもアルバム曲の方が、聴きやすいものがある気がするよ。
m1.理科室 m2.グライダー m3.蒼い鳥 m4.散リユク僕ラ m6.懺悔は浴室で m7.赤い靴 m8.ガーベラ m9.千葉市、若葉区、6時30分。 m10.プラットホーム m11.HELLO m12.雨ニ唄エバ
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シロクロニクル
耳に馴染むまでに少々時間を擁したアルバムでした。馴染んでしまえば至極好いアルバムなんですけどね。・・・ありゃ一体なんだったんでしょう?
地面に足がついて広がった世界に色がついてます。ちょっとサイケデリックな感じ。
歌詞の方も相変わらずと文学な世界ですが、昭和初期の文学がだいぶ平成に近づいた気がしますよ。
プラさんのアルバムは終わり方が好きですよ。
嗚呼、ラストなんだなぁ〜と思わせてくれるんだけど、ちゃんと『次をお楽しみに』みたいな終わり方をしてくれる。
なんかラッキー。ってな訳ではないけど、新しい始まりを切ってくれている様で、どこか安心できるんですよ。
このアルバムのラストも『最終電車』で胃かにもラストっぽいんですけど、電車はいつまでも走っていてくれる気がする。
ま、曲のラストは目的地に辿り着いちゃってくれてるんですけど、『夜のはじっこ』は『朝のはじっこ』でもあるんだぁ〜と強引にナットクしておきます(笑)
イロゴト、サンデー、バリア、最終電車あたりが特に好き。
シロクロニクル・・・デジタルなんだかアナログなんだか解からない印象を受けるアルバムだけど、いたってアナログなアルバムだよ、これは。
雰囲気はもしかしたらレコードで出した方が好いものになったんじゃないかな?そんな気がする。
m1.イロゴト m2.ナショナルキッド m3.水色ガールフレンド-No Edit Version- m4.もしもピアノが弾けたなら m5.サンデー m6.星座づくり m7.バカになったのに m8.秘密のカーニバル m9.ピカソごっこ m10.バリア m11.最終電車
cell.
だんだんとバンド臭く、男臭くなっていくプラさんのアルバムです。男の私としては大歓迎。もっともっと男臭くなっていただきたいと思う所存です。
きっとこのバンドは、どこまで男臭くなっても、Plastic Treeというバンドの根っこの部分を持ち続けてくれることでしょう。
何せ『Tree』と言うくらいですからね。カッコ好い『樹』にどんどんなって欲しいと思いますですよ。
バンドとしてのカッコ好さをまざまざとみせつけられた気のするアルバムです。ギターソロがこれといって大々的にフューチャーされてるわけでもないし、誰かがヒーローをやっているわけでもない。
『Plastic Tree』という『バンド』としてのカッコ好さがシンプルに形撮られています。『何が好い?』と聴かれれば『バンドが好い』って答えられちゃうような、そんなシンプルなカッコ好さ。
全曲にそれが滲み出ていてどの曲もどの曲も、捨てようがないのですよ。捨てたら罰当たるぜ!?
音としては、やっぱり相変わらずブリティッシュ全般です。ブリティッシュパンク然り、ニューウェーブ然り。そういった、多分今まで通ってきたであろう者たちが、バンドというフィルターを通して凄く好いものに仕上がっています。
この人たちの音楽の好さを最大限に引き出しているアルバムだと思いますよ。どれもこれもが断言しちゃっても好いくらいにカッコ好いんだもの。仕方がない。
それにしても、CDエクストラのPV観て思ったんだけど、竜太郎さんって、こんなにカッコ好い歌い方する人だったっけか?なんていうか・・・凄い強く訴えかけられてる気がする。
シャウトしているわけではないんだけど、凄くシャウトしているような感覚に襲われる。だんだんと変わる竜太郎さんのボーカルから、今ちょっと目が離せていない、心華さんです。
メランコリックのPVが、これまた物凄く好いんだっ!!買うんだったら絶対に初回版を買うことをお薦めするよ。
m1.cell m2.メランコリック m3.春咲センチメンタル m4.ダンスマカブラ m5.怪物くん m6.crackpod m7.「雪蛍」 m8.comic youth m9.針槐 m10.うわのそら m11.夢の島
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