満月衛星。
音 邦
- NOOKICKY
CD
巧茶虫
ONE AGING BY NOOK
PINHOLE
ROTEPIN
NOON MOON
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巧茶虫
帯コメント『抱きかかえられそうで 肉感的な歪みサウンドと 密教的アルファ波ボイス』
密教って言うかなんだかチベット地方民謡って言うか・・・、兎に角日本のポップソングには到底聴こえない。
ホントに、チベット民謡とかに存在してそうな感じの曲がずらり。
何気に全曲かっこいいぜ?いや、ホントに。
ZULLさん(当時のギターリストさん)の影響か、はたまたFULLさんのイメージングによるものかは不明だけど、ギターの音がUさんの時とはやはり全然違う。
オール・イン・ワンギターのような少々チープなサウンド具合に心惹かれる。
打ち込みとギターのサウンドが非常に好き。派手じゃないんだけど、地味じゃない。
しっかり主張はあるけれど、決して邪魔にはならない。打ち込みとのバランスが非常にいいのです。
お香をたいて聴くと、より雰囲気出るかもよ?(笑) 私ぁやらんがな。
m1.チベットから m2.追火 m3.気が利かない人の野原 m4.秋桜が死する頃 m5.ロバの船出
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ONE AGING BY NOOK
帯コメント『一風変わっているにもかかわらず 心地よく 炸裂春眠ミュージック夢枕に総立ち逆ダイブ』
じっくり聴くと、ゆっくり身に染みていく。そんな音源。
過去3枚のミニアルバムからのセレクト+新曲と言う形でのベスト版なのです。
13曲入って2500円と言うリーズナブルさに惹かれて購入したのは言うまでもありません。
いやだって、5曲入り2500円はビンボー学生にゃ辛いんだってっ!!・・・巧茶虫は買ったがな。
聞き比べてみると解るけど、アレンジ・・・って言うかミックスになるのかコレは?違いが解らんが、なんだかちょっとだけ違う。
チベットからは一撃で違いが解る。どちらかと言えば、映像よりも音源としての意識を強くした為ではないかと思われる。
『春眠ミュージック』と帯には書いてある。多分これ聴きながら寝ればかぁ〜なり気持ちよく寝られるんでないかね?
一時期コレをかけながら寝てた時がある。結構さくっと寝れた。まぁ何聴いてもさくっと寝られるっちゃ寝られるんだけどさ。
まぁ確かに睡眠の音もにゃ持って来いかもしれん。
確かにそーかもしれんが、通勤通学のお供に、食事のお供に、お風呂のお供に、便所のお供に、聴いてみるのもいいかもよ?
話がズレた。元に戻しますわ。
全体的にゆったりと聴ける。聴けるけど、サウンドは物凄い曖昧模糊とした作品。
世界観の確立の仕方がしっかりしている分、ミスマッチ具合の気持ち悪さが絶品だ。
ベストアルバムながら、オリジナルアルバムのような綺麗な流れを感じさせてくれる。
しかし・・・睡眠のお供には最適だが、他に最適な聴く環境が見当たらないバンドのCDってのも珍しいな・・・
じっくり聴くか、寝ながら聴くか。非常に両極端な環境で聴くのがベスト。
前者は深い眠りに陥る確率が高いので、風邪を引かない格好で聴く事を進めますよ。
m1.チベットから m2.cloudy pop book m3.PM m4.吊葛 m5.RESUME m6.Guache feeb m7.A whistle without shape m8.puny pure m9.予兆庭園 m10.夜護 m11.frozen dump ground m12.End of regret m13.残された虫篭
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PINHOLE
帯コメント『どこかもの寂しげな旋律と、ヘビーロック風味のジャズギター』
こーゆー音源を聴いているとFULLさんという人が平沢進氏同様、錬金術師のように思えてくる。
でも、平沢氏がデジタルなマテリアルから黄金を創り上げるタイプならば、FULLさんはアナログなマテリアルから黄金を創るタイプ。
今回で言えば、ギタリストUさんがマテリアルで、それを黄金に仕上げた。そんなイメージなのだが・・・
コレは私なりの解釈だが、如何なものだろう。
でもホントに、FULLさんにギターロックなにぃちゃんが相方につくと物凄いものを創ってくると思う。
GUNEW TOOLS然り、NOOKICKY然り。マジでコレは全曲やバイくらいにカッケェ。
勿論Uさんのトラックメイクがあってこそな話ではあるんだけどね。
カメラで情景を撮っているという音から入るんだけど、多分コレは後に創るPVのオープニングを意識してるんだろうなぁ〜。なぁ〜んで勝手に思ってるのだが、如何だろう?
で、『ふなり』ですよ、『ふなり』。こぉ〜れが滅茶苦茶カッケェでやんの。
ハードロックなギターに精密な打ち込みやれ、おかずやれが綺麗にはまり込んでまさにPINHOLECAMERAで撮影されたようなサウンドが形成されております。
しっぽりと聴かせてくれる『甘露も枯れて』や、みょ〜な気持ち悪さを聴かせてくれる『瑠璃陽炎』も私のツボでございます。
特に瑠璃陽炎の気持ち悪い打ち込みとウェット感のあるギターは絶妙にマッチ。イカスッ!!
『ITCHY PUPY COME』は逆に打ち込みが少ない。こーゆーのは是非ともライヴで聴きたいね。
前奏のピアノサウンドがジャズ度を上げるのに一役買ってる。
ラストに『朧綿毛』で暖かく〆てくれるのだ。う〜む、ツクヅクいい音源だ。
m1.ふなり m2.SLIPPENG STAR m3.ITCHY PUPY COME m4.どうでもいいバースディ m5.うらぶるなつの m6.甘露も枯れて m7.瑠璃陽炎 m8.朧綿毛
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ROTEPIN
帯コメント『青空の下 小船に揺られて ふわふわプチ廃人』
・・・すげぇ。色々な意味ですげぇ。っていうかね、コレで2500円は安いっ!!
何がすげぇって、先ずジャケットからしてすげぇ!ドキドキする!!紙で加工されたジャケット、残るインクの臭い。
手造り感が強くて、暖かい。とてもスンバラシイッ!!流石NOOKICKY!!
ジャケットでここまで興奮させられたのは初めてです!!!いいねぇ〜。
新曲3曲取りアレンジ2曲の全5曲でどーなんだろ?と始めは思ったもんだったけど、嗚呼〜、NOOKICKYだなぁ〜。って感じでした。
前作『PINHOLE』のようなロックはなりを潜め、しっとりとしっぽりです。
ホントに帯に書いてあるような感じで、ゆらゆら揺られて、ふわふわとプチ廃人気分。
非常にゆったりしていて、『流れる』という感覚が非常によく合います。
音の流れにゆったりと身を任せ、のんびりと聴く。
体に流れ込む、木々と、土と、風と、水と、火のやわらかい、におい。
人は昔から、このにおいの中で生きてきたんだよね・・・。しみじみ。
m1.ROTEPIN m2.Crow's span m3.Rotten m4.朧綿毛 m5.帰路
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NOON MOON
ここ最近、私のツボをざっくり突きまくってくれるNOOKICKYさんのアルバムな分けですが、今回も突かれまくってます。
全曲ネパールからのインスパイアで出来たんだそうですわ。これはヤバイって、ヤバイって……キちゃってますって、キまくっちゃってますって。
なぁ〜んかねぇ、一曲目を聴いた瞬間に、ビビビッ! ってキて、2曲目を聴いてもぉ〜ノックアウトッ!! ってなもんでしたわ。
他の曲もヤバイくらいに凄く好い曲で好い曲で好い曲で…………8曲中8曲とも物凄くにお気に入りです。
なんだろな、相変わらず言葉にしにくいのですが、帯にある単語を借りるのならば、「ほんわり」できるアルバム。
前半3曲とラストの古巣はアコースティックギターの音色が優しくて、凄くほんわりとできるのですよ。後半3曲はピンと一本張り詰めたものがあって、切れそうで切れない切ない感じでゾクゾクする。
前作ROTEPINのタイトルトラックだったROTEPINがリアレンジされて、「人力観覧車」ってタイトルも変えて入ってるんだけど、これがまた……泣きそうになるくらい好いんですわ。
前作とはまた違った広がりが曲にあって、その光景が頭の中にすんなりと入ってきちゃうくらいに自然としてるんですよ。マジで泣きそう。
多分、アコースティックギターとUさんのギターの腕のおかげなんだと思うんだけど、曲に凄くメリハリがある。
優しい曲はどこまでも優しくて、切ない曲は何処までも切ない。勿論、優しさや切なさにも色々あって、そーゆーの云々をひっくるめて「何処までも〜」、って言ったんだけどさ。
ネパールなんざ行ったこともねぇけど、多分ネパールってこの曲の雰囲気が醸し出してるような所なんだろうなぁ〜って思うよ。
冗談抜きにしてこれは名盤。なんとも言いにくいんだけど、これだけは言える。凄くいいアルバム。私は大好きだ。
m1.カラスの寿命 m2.巣立ちの大きな雛 m3.のらり m4.人力観覧車-roteping- m5.春民の戸惑い m6.緋色帰り m7.憂鬱なミミズク m8.古巣
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