満月衛星。
音 邦
- MORRIE
ignorance
ロマンティックな、余りにロマンティックな
影の饗宴
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ignorance
DEAD END解散後に出したファーストソロでございました。
相変わらず人を惹き付けてやまないボーカルで、圧倒的存在感を聴きつけてくれます。
発売から10年以上のときを経ても新鮮味を失わないんですわ、コレが。
飽きることなく何度でも聴けて、聴く人間の心を掴んで離さない。って言うか掴まれた方が離したくなくなる。
ロックというよりはポップで聴きやすい。でも創りが万人受けする感じではない。
こういうことって、きっと感性が物言うんだろうねぇ〜。私もこんなステキな感性を養いたいもんだわさ。
混沌とした情景を独特な感性で創り上げる。
アルバム全篇に亘って広がるカオスが、乾いた世界で彩付いていく。
彩付いた世界は何処までも生々しく、カオスから生まれた人間が、其処に居る。
m1.cosmosの中に m2.パラドックス m3.砂上の風景 m4.忘却白書 m5.眺めのいいあなた m6.SEX切断 m7.黄色が噴出す m8.ここではないどこか m9.異邦人 -ストレンジャー-
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ロマンティックな、余りにロマンティックな
自然の循環か、輪廻転生か。
生まれることと、昇華する事、壊れる事、亡くなる事が何時までも繰り返されながら、高い次元へと昇っていくようなアルバム。
何も変わっていないようで、実は物凄い勢いで変容していく感じ。人一人が成長している過程を観ている感覚に近い。
何処までも貴いんだけど、何処までも生々しい。
そう、それは人間の心を鏡にそのまま映したようで、それをどこか暗い場所で一人で観賞しているようで・・・
切なくて心が締め付けられるような世界が、全身を震えさす。
涙が出そうなくらいに心に響いて、時間の経過を忘れさす。
何処までも繊細で、何処までも力強い。そして聴く人間の心をつかんで、離さない。
m1.歓喜へ m2.イカロス m3.あとは野となれ山となれ m4.破壊しよう! m5.完璧な空 m6.ファルスよ永遠に m7.広すぎる風景 m8.眩暈を愛して夢をみよ m9.夢ウツツ m10.・・・・・・・・なければ君がくれたものはわからない m11.ロマンティスト狂い咲き m12.心地よい雨
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影の饗宴
静のイメージ。静かに刹那的で、那由他的。
詩の中では『刹那』という単語が何度か出てくるけど、それを那由他に表現しようとしている気がするわけですよ。
だから、刹那で、那由他。一瞬を永遠で感じられる。そんなアルバム。
アコースティックギターがとても映えて、前二つと違って音がくっきりとしている。
で、音もさることながらなのですが、やっぱりボーカルな訳ですよ。
一度心を掴んだら離さない、圧倒的な存在感を持ったボーカル。
刹那を那由他に感じさせる事が出来るのも、幽かな様で存在は圧倒的に感じることが出来ると言う絶妙なバランスも、MORRIEさんでなければ表現できないモノだと言って良いと思います。
そう、全てが全て、絶妙なバランスで成り立ってる。
楽器も、打ち込みも、声も・・・。音と言う音全てがちょっとでもずれたらグダグダになってしまうような危うさを感じさせながら、それを繊細にそして完璧に創り込んでしまうってのが恐ろしいもんですわ。
まったくもってお薦めできるアルバムだが、私は特に『一瞬だったら』『沈黙の秘密』『壊す人』『彼岸の奴隷』が好き。
冗談抜きで特にこれら4曲はヤバイ。詩の世界観、音の創り込み具合、耳心地、全部が全部ヤバイ。
もぉ〜なんていうか、モノの見事にバッドとリップが出来る。背筋がゾクゾクするような感覚。
一曲目に『遠人愛』って曲があって、『あなたが死んでも わたしは泣かない なぜならわたしは あなたを知らない』と言う歌詞が有る。
もっともな話なんだけど、ちょっとドキッとしない?『ドキッ』と言うか『ズキッ』と言うか・・・
ほんのワンフレーズなんだけど、その一言が物凄い重い。
犬とか彼岸の奴隷の歌詞とか・・・結構ヤバイぞ、いやホント。マジで。大好きだが。
m1.遠人愛 m2.一瞬だったら m3.犬 m4.あの人にあう m5.猿の夢 m6.沈黙の秘密 m7.氷と太陽 m8.影 m9.壊す人 m10.彼岸の奴隷
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