満月衛星。 　音　邦 - BUCK-TICK

音源 　Mona Lisa OVERDRIVE 　十三階は月光

---Mona Lisa OVERDRIVE
　　もはや溢す一言は「流石」の一言だよね。ぶっちゃけて私はこのアルバムでBUCK-TICKにはまりました。
　　もうちょっと正確には前作からその兆候は有ったんですが、このアルバムで完全にイカされちゃいましたわ。
　　でも、冗談抜きでこのアルバムはカッコいいと思います。多くのバンドマンの方々がこの人たちに惹かれて、影響を受けるのも頷ける。

　　前半と後半にハードな曲があって中盤は割とポップな曲が敷き詰められてる。展開的にいうとライヴを意識したもんだんだろかね？
　　でも、バラードらしいバラード曲は入ってない。大体がミドルテンポかアップテンポ。でも聴いててダレることはなくて、しっかりとしてる。
　　こーゆー曲たちをビシッ！　と決められるんだからカッコいいバンドってのは一味違うね。

　　音的に言うと、インダストリアルとニューウェヴを足して2で割った、合いの子な感じ。でも、メタルな要素はないし、パンクな精神ともまた違うものがある。
　　BUCK-TICKは飽くまでBUCK-TICKって言うスタイルとスタンスで有る。1曲1曲がカッコいいだけじゃなくて、アルバム通してもやっぱりカッコ好い。
　　ラストのContinuousがアルバムをキレイに収めてくれる食後のお茶みたいに好い味してるんだ、これがまた。
　　中でもBUSTER、GIRL、愛ノ歌の3曲は特にドツボにはまったよ。まぁまぁ、何はともあれ聴いてミソ。

m1.ナカユビ　m2.BUSTER　m3.残骸 -Shape 2-　m4.LIMBO　m5.Mona Lisa　m6.GIRL -Shape 2-　m7.Sid Vicious ON THE BEACH　m8.BLACK CHERRY　m9.原罪　m10.MONSTER　m11.愛ノ歌　m12.Continuous

---十三階は月光"
　　ゴシックがコンセプトなアルバム。感じで言うならば聴きやすくなったオートモッドってとこ。
　　18曲収録で68分あるんだけど、あっという間に終わる。時間の流れが早いと言うか、気が付くと時間が過ぎてる。
　　曲も進んでる、いつも私はビックリしてる。ををっ、もう○○曲目じゃありませんかっ、ってな具合。

　　バンドのアルバムと言うよりは、どっちかって言うとBGMっぽい。
　　ゴシックなアルバムの曲調がBGMっぽくさせているのか、バンド側がそう言うのを意識したのかは分からんけど、聴いてるとゴシックテイストな劇のBGMを聴いているような感じがする。
　　でも、やっぱり音は、バンドなんだよねぇ〜。バンドありきで、そう言うものに仕上がってる。んでもってそれがまた、かっけぇんだ。

　　って言うかだな、この御時世にこー言ったアルバムを出してくること自体が凄いと思う。時代を物の見事に逆行してるもん（笑）
　　聴けば聴くほど80年代アングラの匂いがプンプンしてくる。そーゆーのが好きな人には是非とも聴いていただきたいけど、そーじゃない人は聴かない方がいいと想うよ。
　　まぁ、聴く人によって意見の別れるアルバムだとは思うけど、少なくとも私には、最高にいいアルバムに聴こえて仕方がない。流石BUCK-TICK。

m1.ENTER CROWN　m2.降臨　m3.道化師A　m4.Cabaret　m5.異人の夜　m6.CLOWN LOVES Senorita　m7.Goblin　m8.ALIVE　m9.月蝕　m10.Lullaby �U　m11.DOLL　m12.Passion　m13.13秒　m14.ROMANCE 〜Incubo〜　m15.seraphin　m16.悪夢 〜The Nightmare〜　m17.DIABOLO 〜Lucifer〜　m18.WHO'S CROWN

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